本文中の先頭などに使う角丸の囲みマクロをpstricksで作りました。
\kadomaru{例}\hskip5mm
\kadomaru{例1.2}
とすると
のようになるマクロです。
手順は、囲みの中に入る文字列の幅を測って、
\setbox0=\hbox{#1}\dimen0=\wd0
\advance\dimen0 0.6em
上下に適当な余白を付けたサイズの囲みを作ります。
\psframe[linecolor=black,linewidth=0.2mm,cornersize=absolute,linearc=0.15, fillstyle=solid,fillcolor=iro2]
囲みを作るマクロ名は\psframeなので、必要なパラメータを設定します。
角丸囲みに必要な値は、
外側の線の太さ:linewidth
外側の線の色:linecolor
内側の塗り方:fillstyle
内側の色:fillcolor
囲みのカドの丸み:linearc
色は印刷用を考えてCMYKにしてみました。シアン20%です。
\definecolor{iro2}{cmyk}{0.2,0,0,0}
fillstyleを「gradient」にするとグラデーションになったります。
cornersizeが「absolute」なのは囲みの幅が変化してもカドの丸みを同じにするため。
その中に文字列を入れます。
\rput[lb](1mm,0mm){#1}
最後に全体の領域を得るために
\begin{pspicture}(0,0)(\dimen0,1.3zh)
...
\end{pspicture}
で囲んで出来上がりです。
ここでは、色の設定は印刷で使うようにCMYKで設定しました。
全体のファイルは次のようになりました。
\documentclass{jsarticle}
\usepackage[dvips]{graphicx}
\usepackage{color}
\usepackage{pstricks}
\makeatletter
\definecolor{iro2}{cmyk}{0.2,0,0,0}
\newcommand{\Kadomaru}[1]{%
\setbox0=\hbox{#1}\dimen0=\wd0
\advance\dimen0 0.6em
\begin{pspicture}(0,0)(\dimen0,1.3zh)
\psframe[linecolor=black,linewidth=0.2mm,cornersize=absolute,linearc=0.15,
fillstyle=solid,fillcolor=iro2]
(0,1.3zh)(\dimen0,-0.2zh)
\rput[lb](1mm,0mm){#1}
\end{pspicture}}
\makeatother
\begin{document}
\Kadomaru{例}\hskip5mm
\Kadomaru{例1.2}
\end{document}



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