TeXの記憶(4) — キャプションを自由に付けたい

LaTeXにはfigureやtableなどのfloat環境があるので、その中で\captionを使えば「図1.3」とか「表3.2」のように番号がカウントされたキャプションが出力されます。でも、この場所だけ別のキャプションを付けたいことがままあります。そんな用途に簡単に使えるコマンドを作ってみました。

\newcommand{\CAPFONTSIZE}{\small}
\newcommand{\CAPTION}[2][]{\par
  \begingroup
  \@parboxrestore
  \if@minipage\@setminipage\fi
  \CAPFONTSIZE
  \@makecaption{#1}{\ignorespaces#2}\par
  \endgroup}

引数は2つ。最初の引数はオプションです。こんな感じに使います。

\CAPTION[図2$'$]{別なキャプション}
\CAPTION{接頭辞のないキャプション}

3行目と4行目が出力結果です。

img20130414

 

TeXの記憶(5) -- キャプションを自由に付けたいの続き
figure環境の中で\captionを使えば図のキャプションが出力されますが、同じ環境の中に表も入れてtable環境のキャプションも入れたい、なんてことがよくあります。 デザイン上figure環境やtable環境を使うとうまく収まら...

コメント

  1. […] ableの2種類があります。これで事足りる場合がほとんどで、例外的な場合は「キャプションを自由に付けたい」で作ったコマンドを使えば済んでしまいます。ですが、以前の仕事で「写 […]