TeXの記憶(51) — float環境の上下に罫線を置く

LaTeXのfigure環境の上下に罫線を配置します。

0922

出版社(というか編集者)の好みには移り変わりがあるようで、一時float環境の上下に飾り罫を配置するデザインの注文がよくありました。

罫線を入れるにはfigure環境を再定義します。jbook.clsもjsbook.clsも以下の形なので、

\newenvironment{figure}%
               {\@float{figure}}%
               {\end@float}

これにちょこっと追加してアキも調節しています。
位置の指定(htbp)が渡らないので引数として指定しました。

\renewenvironment{figure}[1][htbp]
{\@float{figure}[#1]
  \hrule\vskip.5mm\hrule
  \vskip4.5mm}
{\par\vskip3mm
  \hrule\vskip.5mm\hrule
  \end@float}

\hruleの代わりに画像データ読み込めば、デザインは自由です。

0922b

\renewenvironment{figure}[1][htbp]
{\@float{figure}[#1]
  \includegraphics{fig_bar.eps}
  \vskip4.5mm}
{\par\vskip3mm
  \includegraphics{fig_bar.eps}
  \end@float}

コメント