「ITエンジニアやってて英語のリスニングに強くなりたいんだけど自信がない。なんとなく分かる状態をさまよっている。スッキリしたい。」
英語で発表されるものは世界中でたくさんあって、リスニングできれば少ない労力で情報を入手できますよね。
この記事ではITエンジニアがリスニングになれるには何を聞けばいいかご紹介します。
エンジニアならカンファレンス音声が聞きやすい
カンファレンスとは「アップル WWDC」とか「Google I/O」のようなやつです。
カンファレンスのリスニングの利点をまとめました。
- わかりやすく話している
- 製品が違っても、同じ表現がよく使われる
- いろんな人が話している
- 最新情報が得られる
わかりやすく話している
カンファレンスのスピーチは、あらかじめ考えられた文章を聴衆が聞き取りやすいように話されています。
速度もゆっくりめに話す人が多いですね。
Appleのティム・クック
Googleのサンダー・ピチャイ
などのスピーチは聴衆を置いてきぼりにしない速度で、ていねいに話しかけてくれる感じです。
カンファレンススピーチは、文章になっているのも聞き取りやすい理由です。
会話の身近なフレーズのやりとりは、じっくりリスニングすると中身がスカスカだったりしますが、カンファレンススピーチは中身がしっかりあるので、時間が無駄になりません。
どちらも、時間が14分台で聞きやすい長さです。
製品が違っても、同じ表現がよく使われる
カンファレンスでスピーチは、技術が新しくなってもスピーチの基本パターンは変わりません。
内容を伝えるためのスピーチなので表現はシンプルです。
一般的なスピーチだと最初にジョークがあったりしますが、カンファレンススピーチはもっとストレートです。
小説のように書き始めは何を言ってるんだか分からないとか、The New York Timesの記事の最初のパラグラフのように凝りすぎる表現もありません。
カンファレンススピーチは最初からついていける内容になっています。
いろんな人が話している
カンファレンススピーチは、いろいろな担当者がスピーチします。出身地も発音もさまざまです。
GoogleのCEOやMicrosoftのCEOはインド人ですし、さまざまな発音があるのが当たり前です。
というか、出身地と関係なく、個人個人でも発音が違いますし。
カンファレンススピーチは、それぞれの人の持っている発音のクセを出しながら、わかりやすく話すのでリスニングに役に立ちます。
同じ表現を別の発音で話してくれると、聞いていて慣れてくるんです。
一瞬わからなくても、何について話しているのかは分かるので、聞き手に耐性が付く感じですね。
最新情報が得られる
リスニングの内容が古いとモチベーションが下がりますよね。
印刷されたリスニング本のIT記事だと内容が古すぎて関心がもてないことも多いですから。
カンファレンスのスピーチには、新しい製品で使われている技術用語が含まれることがほとんどです。
知っていれば聞き取れるけど、知らないと「えっ」と思って頭で繰り返しているうちい、スピーチはどんどん進んで、結局聞き取れないということになります。
結局は慣れなので、複数のカンファレンススピーチを何度も聞いていると、戸惑わなくなります。
リスニングに慣れるには何度も聞く
リスニングは、60%くらい聞き取れるものを何度も聞くことです。
100%理解できるまで努力するのは労力がかかりすぎるので、80%くらいを目指すのがいいと思います。
リスニングのときには文字に書き取る「ディクテーション」が効果的という意見もありますが、最初からやらないほうがいいです。
ディクテーション、やってみると時間がかるんですよ。しかも、簡単に聞き取れる言葉を書くだけでも時間がかかる。タイピングが早くても話す速度には追いつきません。
日本語だって「テープ起こし」は時間がかかりますから。
ディクテーションするなら、リスニングしてどうしても聞き取れない部分だけしたほうがいです。
カンファレンススピーチのYouTube動画は、字幕を表示できるものが多いので、分からなけば字幕をみてしまったほうが早いです。そのあとで見ないで聞けばいいですから。
ご紹介した2つの動画も字幕を表示できます。
まとめ
英語リスニング教材がたいくつでしかたがない人は、自分に関係のある内容を聞きましょう。
いつまでも学習だけだと退屈ですから、内容に関心があって、最新のものを聞くのがいいですよ。眠くなりません。
カンファレンススピーチは、考えられた文章をわかりやすく話しているので、リスニングには最適です。
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