JavaとRubyは両方学べる? 最初に学ぶならどっちが有利?

人気の言語JavaとRuby、はじめてプログラミング言語を学ぶなら、どちらがいいでしょうか?

それとも同時に学べるのか?

プログラミング言語は1つしか使えないというエンジニアは少ないので、まとめて学習してもいいのですが、はじめてで同時にJavaとRubyを同時学習だと辛いと思います。

それならどっちを先に学習したほうが有利なのかについて考えてみました。

そもそもどこまで学習するのか?

 

プログラミング能力といっても、エキスパートから、駆け出しのエンジニアまで、技術レベルは違いますよね。

初心者からいっきに学習してエキスパートまで行くというのは現実的ではないでしょう。

はじめて学習して未経験可の募集に応募できるレベルまで行くのが理想ですよね。

募集によっても違いますが、バリバリ使いこなすレベルでなくても大丈夫です。

 

最初の学習するプログラミング言語の学習目標は、高すぎると挫折するので、ほどほどの目標にしましょう。

さっさと初歩の学習を終わらせてから、さらに深めるかもう一つの言語を学習するか決めてもいいと思います。

Javaとはどんな言語

メリット

【日本語の情報量が多い】

Javaは日本でのユーザーが多いので分からないことがあっても日本語情報がすぐに見つかります。

本や学習サイトには必ずあるのはもちろん、初歩の技術的なことも検索するとすぐに見つかります。

初心者はちょっとしたことが解決できないで悩むことがあります。検索して答えがすぐに見つかれば立ち止まる時間が少なくて済みますよね。

 

【学習環境が整っている】

Javaは古い言語の仲間入りしているし、シェアも高いので学習環境が整っています。

学習サイトも、動画サイトも、今残っているのはこなれたサイトが多くなりました。

一つの学習サイトで分からなくても、同じようなレベルのサイトを探して同時に学習することで、理解が深まりやすくなります。

難しい説明も複数の説明を読むと理解できる場合があるので、複数の説明から自分が理解しやすい部分をつまみ食いすることで理解が早くなります。

 

【情報処理試験などで選択しやすい】

基本情報処理試験で選択できる言語は、

C、COBOL、Java、アセンブラ言語、C++、Perl

の6種類です。

この6種類から初心者が学ぶのはどれかといえば間違いなくJavaです。

 

【需要が高い】

求人の数が多いのはJavaです。

仕事環境は多彩なので多ければ良いというわけではありませんが需要が全然ない言語を選んでしまうと、学習した時間と費用と取り戻すのが大変です。

 

【大学の文系でも講座がある】

Javaは大学の文系学部でも講座があることが多いようです。

しかもプログラミング初心者向けの講座です。

大学生でJavaかRubyのどちらかで迷っているなら、講義でJavaを受講するのもいいですよ。

Rubyは並行して独学してもいいし、Javaが終わってからなら、別の言語でも学習しやすくなります。

 

デメリット

【最初に学ぶことが多い】

JavaはRubyと比べると文法や概念など、最初に学ぶことが数多くあります。

最初は全部理解しないで、適当に手抜きして、あとから見直すと分ることも多いのでけど。

でも、初心者が学習するときはどこを手抜きして良いのか分からないので、長い時間費やしてしまうかもしれません。

 

【小さなプログラムでも記述量が多い】

小さなプログラムを書く場合、Rubyと比べるとJavaのプログラムは長くなりがちす。

決まりきったパターンが多いのでコピペしてもいいのですが、最初から全部理解できないプログラムを見るとモヤモヤを感じます。

この気持はすぐに慣れるのですが、学習を始めたばかりだと気になります。

 

Rubyとはどんな言語

メリット

【コードがシンプル】

Javaと比べるとプログラムがシンプルです。

初心者が最初に書くプログラムを比べると、ぜったいにRubyのほうがシンプルですね。

 

たとえば「Hello Word」を表示するだけのプログラムだと、

Javaの場合5行なのに、

public class Main {
    public static void main (String[] args) {
        System.out.println("Hello World");
    }
}

 

Rubyの場合1行です。

puts "Hello World"

 

【最初に覚える量が少ない】

コードの見た目がシンプルなだけでなく、覚えることもJavaと比べて少なく済みます。

複雑なプログラムになってくれば、Rubyも当然長いプログラムになりますが、学習をはじめたばかりのときはRubyのほうが見るからに少ないコードです。

 

デメリット

【あとからJavaのような複雑な文法を覚えるのは大変】

Rubyが初めて言語だと次にJavaを学びはじめると、簡単なプログラムを実行するにも作法がいろいろ必要で面倒と感じます。

「最初にJavaを学んでおけば楽」という意見もありますが、最初にJavaを学ぶよりRubyを学んだほうが学習量は少なくて済みます。

 

【世界はRubyを使ってない?】

Rubyは日本人が作ったプログラムなので日本で人気です。

ただし世界での人気は下降気味です。ソフトウェア開発のプラットフォームGitHubの調査によるとRubyは「避けたほうが良いかもしれない言語」に入れられてしまいました。

とは言うものの、日本での市場はかなり多く求人も多いので、学習していく価値はあります。

 

Rubyは学習しやすいので、さっさと学んで、必要なら違う言語を学ぶのは決して遠回りではないですよ。

【個性的なコードは読みにくい(勉強しにくい)】

Rubyはシンプルなプログラムを書くことができる言語ですが、シンプルすぎると読みにくくなります。

ただし、学習教材は多いので、無理に難しいコードを読まなくても、わかりやすいプログラムだけ読んで学習すればいいと思います。

 

【理系以外の大学で講座は少なめ】

Javaと違い、理系以外の学部ではRubyの講座を見つけるのは難しいです。

Rubyを学習するには、独学するか、スクールで学習することになりますね。

 

でも、Rubyは学習サイトやプログラミングスクールなら、ほぼどこにでもRubyのコースがあるので、探すのは簡単です。

 

どちらから先に学ぶ?

JavaとRubyを両方学びたい場合、どちらから学ぶのが良いか。

学校で授業が受けられるならJavaから学習するのもいいと思いますが、独学ならRubyから学習するのが心理的な抵抗が少ないと思います。

最初に学ぶことが多いJavaより、すぐに書けるRubyのほうが達成感を得られやすいですよ。

 

プログラミング言語は1つだけしかできないという人は少数派です。

プログラムを書いているほとんどのエンジニアは複数の言語が使えるので、これからプログラミング言語の学習をはじめようと思っている人も、一つだけに決めないで、いくつか学習するつもりでいましょう。

1つできれば2つ目は短時間で理解できるので誰でも可能です。

JavaかRubyのどちらかで迷っているなら両方学習しましょう。

 

 

 

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