プログラムが読めない、苦手意識を減らすには

仕事でプログラムが読めなくて困っている人は多いです。

私も仕事でプログラムを読むことはあるのですが、集中力がないと全然頭に入りません。

他人のプログラムを読んでいて楽しいときもあれば、苦痛そのもののこともあります。

でも、読まなければならないことが多いので、できれば早く楽に読めるようになりたいですよね。

この記事では、プログラムが読めない人はどうすれば、読めるようになるか私の方法を紹介しています。

とはいえ、即効性のある方法なんてないので、私が心がけている方法をご紹介しています。

プログラムが読めない理由

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アルゴリズムを知らない

アルゴリズムを知らないと「何をやってるんだか分からない」ものがありますね。

ソートはその典型です。

先に慣れておけばわかりやすいのですが、初めて見るとその場で理解するのは難しいです。

アルゴリズムの本を読んで頭の中を軽く整理しておくといいです。

アルゴリズムの本は数多く出版されていますが、ほどほどに整理された本がいいでしょう。

あまりに初歩の本を読んでもプログラミングしている人には役に立たないと思います。

プログラミング関係の本のKindle版は、文字サイズもレイアウトも固定されていることが多く、紙版のほうが読みやすいです。

 

デザインパターンを知らない

アルゴリズムを知らないと同じですが、クラス設計の定石のようなものなので、知っておくとプログラムを読むときに役立ちます。

デザインパターンの本はJava向けが多いのですが、PHPのデザインパターンという本も何冊もあります。

有名な本は「PHPによるデザインパターン入門」ですが絶版なので、ユーズドでは買いにくい状態です。

 

単に慣れていない

当たり前ですが、コードを読むのに慣れていないと、とっても辛く感じます。

慣れてくると、一見して分からない部分があっても、気にしないというか、あとで分かるだろうとか、楽観的になるのですが、慣れないと全然わからなくて途方にくれることがあります。

私は見て瞬時にわかるなどということはほとんどないので、「分からない」ということに慣れてしまいました。

プログラムを読むには

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エディタ、IDE、デバッガに詳しくなる

とりあえず道具に慣れましょう。

複数のファイルを開いたり、定義にジャンプしたり、デバッガで止めて状態を見たり、使っている道具に不慣れだとプログラムを読むのが辛くなります。

プログラムを読むだけより、動かしたほうが理解しやすいので、デバッガに慣れておくのは時間を短縮できます。

面倒臭がらずにショートカットキーなど、まとめて覚えてしまいましょう。チートシートなどをいつでも見れるようにするのもいいです。

 

メモを書く

メモを書いても理解にほど遠いということも多いのですが、メモをとることで自分の頭の中で多少は整理できます。

私の場合、メモやクラス図は、あまり細かく書きすぎても、途中で挫折してしまうので、ざっと書くようにしています。

ここをしっかりメモしたら分かるという(気がする)ことがあるので、そのときは細かくメモしています。

 

mainから読まない

私の場合、プログラムを全部読む必要があることは稀なので、mainから読まないようにしています。

最初から読まないとモヤモヤするのですが、不思議と慣れてきて、気にならなくなります。

とくにmainのオプションなんかを一つ一つ読むと切りがないのでパスしましょう。

つまみ食いに慣れる

必要な部分だけつまみ食いしましょう。

どのみちライブラリの中まで把握するわけではなので、プログラムの隅々まで分かることは普通は不可能なので、必要な部分だけつまみ食いするのがいいですね。

コードのつまみ食い読みも、最初は気持ちがスッキリしませんが、慣れだし、そもそも全部読む時間を考えると不可能に近いプログラムは多いので割り切りましょう。

全部を把握しようとしない

プログラムが分割されているように、プログラムを読んで理解できる範囲も分割されたままでいいと思います。

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「プログラムを読むには」と言いながら、最後は、全部は読まないという結論になってしまいました。

巨大なプログラムはとても読みきれないものも多いですし、メンテナンスしている人も、自分の担当の範囲しか知らないことも多いです。

プログラムが読めなくて苦手意識があるなら、まず一部分だけ読んで、そこの部分だけ理解する、全体を知らないモヤモヤに慣れる、というのが挫折しない方法だと思います。

 

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