Markdown:数式を揃えるにはalign、splitの組み合わせが便利

MarkdownエディタTyporaで数式を揃えるときの例です。

TyporaはMathJaxを使っているので、同じようにMathJaxを使って数式を表示しているエディタでも実行できるかもしれません(試してませんが)。

1つの数式ブロックに複数の数式環境を配置できない

数式環境とは

  • \equation
  • \eqnarray
  • \align

などです。

 

Markdownの数式ブロックではこれらを複数使えません。

「Erroneous nesting of equation structures」エラーが起こります。

 

たとえば、同じもの2回

$$
\begin{equation}
\end{equation}
\begin{equation}
\end{equation}
$$

や、複数を組み合わせたもの

$$
\begin{equation}
\end{equation}
\begin{align}
\end{align}
$$

なんかもエラーになります。

 

align、splitを組み合わせる

たとえば以下の式を作る場合、

eqnarrayを使うと簡単ですが、エラーになります。

$$
\left\{
\begin{eqnarray}
...
\end{eqnarray}\\
\begin{eqnarray}
...
  \end{eqnarray}
\right.

 

そこで、alignとsplitを組み合わせて実現できました。

alignは1つ、splitは数式環境ではないので複数回使えます。

$$
\left\{
  \begin{align}
    &\begin{split}
      AAA&=□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□\\
      &=○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    \end{split}\\
    &\begin{split}
      A&=□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□\\
      &=○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    \end{split}
  \end{align}
\right.
$$

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