プログラマになってみたら、周りはいつも勉強していて、ついていけそうにない。私生活でも勉強するなんて嫌だと思うかもしれませんね。
趣味でプログラムしている人はいいかもしれないけど、自分は単に仕事だから私生活でもプログラムする気になれない、
という人向けに、私生活で勉強したくなければ仕事中に勉強してしまおう、という話をします。
プログラマはなぜ勉強が必要か
技術の変化が早い
プログラマが勉強が必要なのは変化が早いからですね。
他の業種でもそれなりに変化していますが、プログラムの技術、特にWebの技術は日本産ではないので、外国の流れを知る必要があります。
日本国内なら実証実験とか時間をかけているうちに、海外だとさっさと取り入れてから改良を始めるので変化のスピードが違いますよね。
新しい技術は効率よく学習するしかありません。
技術がすぐに陳腐化する
古い技術がそのまま残ればいいのですが、すぐに陳腐化する場合も多いですよね。Webのフレームワークなんて次から次へ出てくるし。
2017年くらいからRails下火になっちゃったし、今は使っているところが多いけど、2019年はわからない。
という具合に変換し続けるので、1つ知ってれば大丈夫ということはなくて、たえず目を配らなければならないことも、プログラマがたえず勉強が必要な理由になります。
余分な技術を知ってないと一目置かれない
知識が多ければよいわけでもないけど、知らないとちょっと相手にされないところがあります。
組織の中の一員として働く部署ならいいかもしれないけど、少人数の組織などでは、新しいことに関心がなさすぎるエンジニアは軽んじられます。技術もないと思われがちです。
そうなると、いいことはありません。評価も受けにくいし。
私生活で勉強したくないなら仕事中にするしかない
プログラマには勉強が必要なので、私生活で勉強したくない人は仕事中にするしかありません。
才能があれば短時間でも学習できるかもしれませんが、まぁ普通の人は無理なので、なんとか学習時間を確保する必要があります。
仕事中に勉強してしまう利点は、仕事を終わったらきれいに忘れることができるという点です。
そのほうがダラダラ勉強するより効率的ですよね。
特にプログラミングが趣味ではなく単なる仕事の人にとっては私生活と分けることができるのでスッキリします。
仕事で勉強してしまうには
仕事をこなしてさらに勉強するわけですから、楽じゃないです。
仕事が楽なわけないので、その中で勉強するには「何を勉強して」「何を勉強しないかハッキリさせることが必要です。
将来役立ちそうな技術は無視して、今すぐ使えそうな技術を学習します。
とくにWebの技術はどんどん流れていくので全部手を出していると時間がたりません。
ある技術に詳しくなっても、流行が終わったら使えませんから。
今、使う必要性が出てきた、技術に限って学習することにしましょう。
基礎知識は後回しでいいと思います。
完成度を120%にする
根性論じゃなく、100%のところまでは仕事、あとの20%は学習にあてましょう。
あるプロジェクトに関して、もう一つの方法も試してみる、一部だけでも、他の方法で書き換えてみる、など、あとひと押しすると勉強になります。
これをやるだけで自分の技術を高めることができます。
私は、一時期、100%になんとか届いたところで、納品していまたが、その間技術的に進歩がなくなって、後悔することになりました。
いつの間にか、新しい技術についていくのが億劫になってしまったんですよ。自分の技術と周りで当たり前の技術のギャップに気がつくとやる気を失います。
ただし、学習する技術は、周りが使いはじめた技術にしましょう。
誰も使っていない技術に飛びついても、誰も使わないまま忘れ去られるかもしれません。よくあることですが、自分がその立場だと時間の無駄になってしまいます。
新しい技術は、目の前で使うようになってから身につけましょう。
すでに他人が試行錯誤してくれているので、自分の試行錯誤の時間が少なく済みます。
新しいものを学ぶのは慣れ
新しいことを学習するのは、それ自体慣れです。
たとえば、5年間新しいことを学ばなかった人と、毎年少しずつ新しいことを学んできた人を考えると、分かりやすいです。
5年間新しいことを何も学ばなかった人は、もう次の新しいことは学べないかもしれない。
拒否反応を起こして「今ある技術を使ってどこが悪いんだ」と開きなおったりします。
50代の上司にそういう人が多いのは学ばなくなったからですね。
たえず新しいことを学習していれば、次の新しい技術を見ても拒否反応を起こさずに吸収できる人は多いです。
「新しい学習に慣れている」というだけの違いなんですけどね。
今の業務に興味を持てなくても、新しいことを学ぶのも仕事だと割り切って仕事中に学習してしまいましょう。
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