Markdownエディタの一つTyporaはMathJaxを利用して数式を表示しています。
MathJaxはTeXの数式記法を表示するJavaScriptのライブラリです。
この記事では、Typoraで表示できる数式についての記事をまとめました。
行列
行列は、いくつかのパターンがあります。
Typoraでそれぞれの行列を表示する方法をまとめました。
Markdownで行列を表すメモ
Markdownで行列を表す方法が何種類かあったのでメモしました。
MarkdownエディタはTyporaで確認しています。
matrixを使う
\begin{matrix} 〜 \end{matrix} を使った行列です...
連分数
TeXで分数を表示するのは \frac
ですが、分数の分数のように \frac
を重ねると分数が小さくなってしまいます。
これを避けるには \cfrac
を使うのが定石です。
Markdown:連分数の表示
:Markdownで連分数を入力する例です。
サンプルにしたのはMarkdownエディタTyporaです。
Typoraは数式の表示にMathJaxを使っているので、MathJaxの機能が使えるエディタは、Typora以外でも同...
場合分け
数式を表示するには欠かせないのが場合わけです。
TeXではパッケージが必要なcasesですが、Typora(MathJax)では、デフォルトで使えます。
Markdown:数式の場合分け
Markdownで数式の場合分けです。
Typoraのみで確認しています。
この形を表示させます。
(1) casesを使う
$$
|x| = \begin{cases}
x & (x...
数式環境を復数使えない
MathJaxはTeXと違い、1つの数式環境の中に復数の環境を使えません。
\equation
\eqnarray
\align
のうち、どれか1つを1回しか使えない制限があります。
たとえば以下のような数式を揃えるには alignとsplitを組み合わせて揃えることで、1回しか使えない縛りをなんとか回避できると思います。
Markdown:数式を揃えるにはalign、splitの組み合わせが便利
MarkdownエディタTyporaで数式を揃えるときの例です。
TyporaはMathJaxを使っているので、同じようにMathJaxを使って数式を表示しているエディタでも実行できるかもしれません(試してませんが)。
1つの数式ブ...
数式のフォント
数式ブロックの中の英語のフォントはデフォルトでイタリックですが、ボールドイタリックや、黒板文字など、便利な書体も表示できます。
Markdown:数式の書体
Markdownで数式を表示するときに、使える書体をまとめてみました。
デフォルトの書体
\boldsymbol
\boldsymbol{ABCDEFabcdefg0123}
...
数式のアクセント、矢印、
数式の上や下につける矢印や根号をまとめました。
演算子、集合・論理記号もTeXと同じように表示できます。
ギリシャ文字も数式に必要です。
数式で使うギリシャ文字は、イタリックを使いたい人、ノーマルな形を使いたい人、分野がありますが、MathJaxで表示できる文字が多いです。
Markdownコマンド:ギリシャ文字
Markdownで表せるギリシャ文字の一覧です。
表示は、MarkdownエディタTyporaのみで確認しました。
\alpha
\beta
\Gamma, \varGamma
...
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