「プログラムの初心者なんだけどPythonを学びたい。」
「独学するに何から始めれば良いの?」
「学習サイトと本とどっちがわかりやすいのか知りたい。そもそも独学できるのかも分からない。」
私は、これまでにプログラムをほぼ独学で学んで仕事にしてきましたが、独学で遠回りしたなと思うことも数多くありました。
この記事では、初心者がPythonを学ぶときに気になる点をまとめました。
初心者がPythonをマスターする方法をざっくりと
初心者がPythonを学ぶとき、いきなり本格的な説明を読んでも挫折します。
挫折するのは人生の経験になりますが、時間の無駄とも言えるので、Pythonの学習では挫折しないように進みましょう。
- サラッとわかる入門サイトを見て
- 入門書もさらっと後半まで読んで(読了しなくても可)
- 自分でPythonプログラムを何か書いてみる
- そのあと、もう少し本格的な学習サイト、本、スクールなどで学ぶ
というのが始めやすいです。
とにかく初心者は「サラッと」というのが大事です。
「しっかり学習しないと身につかない」と思う人も多いかもしれません。
私の経験では「学習の最初のころの内容はそもそも理解できない」ことが多いんです。
あとから振り返ってみるとわかるんですね。
学習をはじめたときに現れる困難は、後から振り返と簡単なことだったりします。
学習書も300ページある本をガッツリやるより、150ページの本を2回やったほうが挫折しにくいです。
さらっと全体を見てから、あとで本格的な学習をしましょう。
はじめやすいのはPython入門サイト
初心者がPythonプログラムをはじめるなら、まず本よりWebの入門サイトを利用しましょう。
入門サイトの良いところは、何もわからなくても画面でゴニョゴニョすると、次に進んで行くところです。
細かい部分は後から理解すればよいので、最初は何となくイメージを掴むだけで先に進みましょう。
「それでは身につかない!」
と思うかもしれません。
実際、1回見たくらいでは身につかないんですんが。でも、いきなりガッツリやって挫折するより、とりあえず進んであとから振り返るほうが身につきます。
「ふーん」と思って先に進むくらいでいいと思います。
【無料ではじめやすい学習サイト】
② Progate
入門書も役に立つ
学習サイトを軽く1回やったら入門書も買っておきましょう。
Webサイトはわかりやすいけど、繰り返し見たり、ある機能を忘れたから見直したいなどに使うなら本のほうが上です。
「あれ何だっけ?」というときにペラペラめくって探せるのは紙の本です。
たとえばPythonで繰り返し処理に使う「for」を探したいとき、紙の本だと、だいたいのページの前後を探すと見つかります。
電子書籍はこれはやりずらい。
kindleで検索すると、「for」なんて用語は、Phython本のほぼ全域にあるので、検索結果が多すぎて役に立ちません。
人は、1度でも読むと「なんとなくページの位置」を把握しています。
ざっと読んだだけでも、あれ、というときにペラペラ戻れるのは紙の本の魅力ですね。自分でプログラムを書きたいときに紙の本が役立ちます。
でも「初歩の入門書は何回も読み直すほど内容があるの?」と思うかもしれません。
自分でプログラムを書いてみるときは、多くの知識は必要ありません。むしろ最小限の知識を何回も使ってみるほうが身につきます。
【使いやすい入門書3冊】
① みんなのPython 第4版(Python入門書のベストセラー)
② いちばんやさしいPythonの教本(いちばんやさしいシリーズのPython版。かなりやさしい)
③ わかるPython [決定版](少しプログラミングを知っている人向け)
自分で作ってみる
Pythonの入門サイトと本をざっくり終えたら自分でプログラムを書いてみましょう。
私は、Pythonをはじめたとき、学習サイトや本を閉じるとたいてい何もできませんでした。
何か書こうと思っても頭の中が白紙で何も出てこないんですね。
本に書いてあるプログラムの最初の1行も思い出せない。
どんなに小さくてもいいからゼロから自分で作ってみると、頭の中にあったPythonの知識が自分のものになっていきます。
自分で何か作るときは、学習サイトよりも本を見返すのがやりやすいです。
それでも見つからないときは、Webで検索してみましょう。
でも、Webサイトの情報は断片的なので、まったくの初心者が利用するのは混乱するかもしれません。
すでに読んでいる本から使える材料を探して組み立てるほうがやりやすいです。
入門書では書いてあることが限られているので、自分で作りたいと思うことについて入門書には見つからないかもしれません。
でも、あなたが思いついたのは難しすぎることかもしれません。
入門書にないなら、とりあえずパスして別のプログラムを作りましょう。
入門段階は、こまかなことに固執しないでサラっと次に行くのがコツです。
もう少し先に進む前に復習しよう
入門サイトや本をこなしたら(完璧じゃなくても可)、Python入門のスタートは切れたので、本格的に学習をはじめても挫折しないでしょう。
でもその前に、入門サイトと本を復習するのが効率が良いです。
- もういちど学習サイトを復習する
- もういちど入門書を復習する
のが効率が良いのですが、同じものを何回も読むと飽きる、という人もいるので、
- 別の学習サイトを見てみる
- 別の入門書を読んでみる
のがいいと思います。
同じレベルの内容を別の切り口で読むと理解がより深まるという利点があるので、別の物をやってみるのはおすすめです。
さらに進むにはスクールを考えてもいいでしょう。
スクールに行かなくても独学でもできますが、スクールの良いところは
- モチベーションが保てる
- 難しい概念をサラリと通過できる
です。
プログラミングは独学だと難しい部分を超えるのが大変です。
「クラスやコンストラクタって何するんだよ?」とか、初心者だとつまずきがちなんですが、スクールだとさらっと通過できます。
これは「理解できた」というのと違うんですね。
本当は理解できていない。
でも、習うと何となく分かった気になるんです。
これが大事。
難しいところは、時間をかけて悩むより、あとから振り返ったほうが理解できることが多いです。
独学だと「さっさと通過」が難しいのですが、スクールは授業に合わせるので考えすぎずに通過できるのが利点です。
【Pythonコースがあるスクール3選】
① 侍エンジニア塾
② 未来のキャリアを作るプログラミングスクール【tech boost】
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